さて、今夜のライブはこれだ↓
Wayne Shorter Quartet
Wayne Shorter - Composer, Tenor and Soprano Saxophnes
Daniel Perez - Piano
John Patitucci - Bass
Braian Blade - Drums
キターーーーーーーーーーーー!!!!!
ウェイン・ショーターだよ!
via: http://www.gossipcentral.com/gossip_central/2012/04/wayne-shorter-at-the-rose-theater-jazz-at-lincoln-center-.html
実は、前もってニューヨーク滞在中のライブを調べていたら、
ウェイン・ショーターのライブがあると知って、
日本からインターネットで速攻チケット購入。
約$100だったけど、日本で見たらその倍以上するし、
何より大好きで尊敬する(音楽的にであって深い意味はない)ジャズの生き証人なわけで
聞きに行かない理由が無い。
で、買ってきたチキン&ラムオーバーライスライスを必死こいて胃に流し込み(量半端ない)
身支度してたら、意外と時間が無いことに気づく。
速攻でアパートを出て、ダッシュで地下鉄乗ってギリギリに会場に到着。
場所はコロンバスサークルにある Jazz at lincoln center
ここだ↓
しかし、到着するとボックスオフィスに並ぶ物凄い人の列。
さすがだぜ、ショーター・・・。
で、なんとかボックスオフィスで予約したチケットを受け取って、会場に滑り込みセーフ。
しかし、今回の会場は半端ない。
いつもはここのDizzy's clubっていう、小さい方のカジュアルなジャズクラブには行っていたのだが
今回は、ローズホールっていう一番カイデーなホール。↓
アメリカでJazz文化がいかに大切にされてるかが良く分かります。
しかし、あまりにもいつも行くジャズクラブとの違いに、
なんか金持ち相手だけの形式や格式だけ重視した場所なんじゃないかって
エラそうにも一瞬思ってしまったが、心配無用だった。
しょっぱなから物凄いテンションと緊張感が漂いながらも
音楽的に物凄い展開になっていく。
正直、大好きなショーターといいつつも
マイルスとやっていた頃のショーターしか聞いていなかった自分には
目の前で起こっていることの進化度が凄すぎて、
はじめは面食らったが必死にフォーカスして付いていく。
しかし、ショーターもすごいが無頼暗部零度(ブライアン・ブレイド)がすごい。
確実に会話に反応し、会話を盛り上げていく。
勿論、他のメンバーも超一流な訳だから、あえて比べればの話だ。
でも、曲の構成、会話のアイディア、すべてはショーターの指揮に下に行われていると思うと
やはり、ショーターの凄さにはごめんなさいと言わざるを得ない。
本編の最後の曲ではかなり熱くなり、なんと全員スタンディングオベーション。
はっきり言って、高尚過ぎて訳わかんなくなった。
基本、音楽は言葉で表現しても分からないだろうから、
最近の動画でも↓
で、終わるや否やダッシュで隣のDizzy's Clubへ。
Dizzy's Clubではショーター祭りって事で、
ニューヨーク若手ミュージシャンのエースどころがずらりと一堂に会して
ビックバンド的にショーターの曲を演奏するイベントをやっているのだ。
全員は把握できなかったがメジャーどころで
Ravi Coltrane - Tenor Sax
Jeremy Pelt - Trumpet
Marcus Strickland - Tenor Sax
などなど、去年見た面子が結構いる。
で、こっちも凄いよかった。
ショーターのライブと違ってもう少しカジュアルな感じだが
見ごたえ十分。
特に最後の曲、「Prometheus Unbound」がめちゃくちゃかっこ良かった。
こっちも、ショーターの方の演奏を動画で↓
いや、一晩で2度おいしかった。
で、終わってまだ12時前だから去年も通ったsmallsに行こうって思い、
速攻移動。
今日は3軒ライブのハシゴだ。
で、smallsに着くと、Eric Wyattと言う人のライブ&ジャムセッションをやっていた。
Eric Wyatt - Sax
何の予備知識も無く聞いていたのだが、すごいミュージシャンだった。(恥)
今日のバンドメンバーのままの動画があったので張る↓(これいい動画だ)
どうやら、ニューヨーク生まれにニューヨーク育ちで、
かなり若いときからそのキャリアをスタートしたらしく、年期も相当入っている。
また、ピアノのBenito Gonzalez も凄くて(33:19ぐらいから動画も凄い)
鬼盛り上がった。
しかし何なんだ、今日の3連発。
おまけに、最後の方で客席から人を呼ぶ。
出てきたのがRoy Hargrove
見事な演奏をして、凄い空間が生まれる。
smalls スゲーーー。
そしてそこから、ジャムセッションスタート。
しかも怒涛のジャムセッションとなる。
はっきり言ってロイハーのジャムセッションと言っていいぐらいビシビシと仕切って、
しかもその緊張感やそこから生み出されるセッションは
まさにニューヨーク中の凄腕ミュージシャン達が切磋琢磨しているその瞬間だった。
特にロイハーの兄貴分っぷりたるや半端なく、
「次は、お前行け」的なロイハー道場を展開していた。
そこで結果を残していく奴は、いずれニューヨークジャズ界の顔になり
世の中にどんどん出て行く事にもなるだろうし、
結果を残せない奴は容赦なくロイハー師範にダメだしされて追い返される。
まさに、ジャズ界の発展のために一肌脱いでるとしか言いようの無い、
ロイハーの限りないジャズへの愛情に、これまたごめんなさいとしか言いようが無かった。
勿論、ジャムセッションに参加してるメンバーの中には一流どころもかなりいて
ロイハーのバンドメンバーだった凄腕ピアニストのGerald Clayton
いまや、仙人的な存在になりつつあるジョニオさんことJohnny O'neal
自分が知らないだけで、物凄い一流ミュージシャンが多数出ていたと思われる・・。
恐るべし、ニューヨーク。
恐るべし、smalls。
そんなこんなでセッションの最後までいたらあっと言う間に朝。
地下鉄に乗って家に帰って6時ぐらいに寝た・・・。
怒涛過ぎるぞ、ニューヨーク!
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