2012年5月15日火曜日

New York Diary 2012: Day 4

今日も朝早く勝手に目覚める。

寝不足気味だが、何か寝れない感じだ。

しかし、今日は昼から部屋をチェックアウトしなくてはならない。

昨日までは一人部屋だったけど、今日から先生が合流するから

でかい部屋に移動するのだ。

同じ建物の中での移動なので別に大変ではないが、

一応、再パッキング。


今回の部屋はでかくて、設備も少しグレードアップ。


部屋も居間を含め全部で3部屋ある。

しかし、一見きれいに見えるが施工はかなりボイショー。

これは、ニューヨーク全体に、いや、アメリカ全体に言えることかも知れないが、

建物の施工は結構適当だ。

日本のような、職人という考えはあまり無いだろうし、

特にニューヨークに関して言えば、建物自体も古い。

壁はうねってるし、タイルのチリは合ってないし、ドアのたてつけも基本悪い。

新しいビルは比較的施工はきれいだが、やはり家賃やホテル代に比例して

建物のグレードが上がるように感じる。



さて、新しい部屋にチェックインしたので、先生はまだ来ないから早速出かける。

今日は近場でSOHOに向かう。


向かうは、Canal streetとBroadway。


これまた最寄の駅から一本で行ける。

町自体は観光スポットって感じ。観光客もたくさんいる。

シャレオツなブティックやショップが多い感じはするが、

昨日行ったジャマイカセンターのような黒さはほとんど無い。

町を歩く人もシャレオツな人が多い。


しばらく色々見て回る。

G-STAR、bloomingdale's、HOLLISTER等々。

しかし、なんだろう。

ちっともワクワクしない・・・。

東京で普通に買い物してる感じに近いのだ。

昨日行ったジャマセンのほうがよっぽどワクワクした。

怪しくて危険な香りがするけど、あのどこか人懐こくて人情の溢れるを雰囲気を

感じることができないからだろうか・・・。

まあ、どこも名だたる大企業のショップな訳だからそうか・・・。


だもんで、早々に飽きてプラプラあても無く歩く。

すると、どこからともなくおいしそうな匂いが漂ってくる。

釣られて入るとそこは手作りチーズの専門店「BEECHER'S」↓


BEECHER'S  -  900 Broadway New York, NY 10003


中に工場が実際にあって、イートインできるスペースもある。店内はこんな感じ


シャレオツだ。

早速そのいいオイニーの元であるチーズを食ってみる。

手作りチーズをパンにはさんで焼いただけのチーズサンドイッチだ。


バカうまい。

ここはチーズ好きの人はぜひおススメ。


さて、腹もふくれたし、買い物も飽きたのでそろそろ帰るとする。

しかし、34丁目に帰ってきてふと思い出す。

そう言えば、34丁目には「MACY'S」があるじゃないか。


毎日、目の前を通っているのに「後でいいや」といつも素通りしてた。

「いやいや、今行かないでいつ行くの?・・・・今でしょ!」

と東進ハイスクールのカリスマ講師ばりに自分に言い聞かせ店内へ。

実際問題、おとといチキンオーバーライスを食ってから、どうも腹の調子が悪くて

トイレに行きたかったから、ダッシュで店内へ。


鬼すっきりした後、店内を回る。

いや、正解はここだった。


日頃買いたかった服がごろごろしてる。

BUFFALO, LACOSTE,RALPH等々。

しかもなんと今日は年に2回しかない全館25%OFFセールの最終日。

皆さん、4月25日~30日の間、「macy's」はかなりオイシイですよ!


で、ここで発狂したかのように日頃の物欲を一気に発散。

何より、日頃悩まされ続けていたサイズと色とバリエーションが選び放題。

おまけに安いわけだから、ほとんど泣きながら買っていた(嘘)。


しかし!

一人大興奮状態でいるところへ一通のメールが。





「シータク」



どうやら先生が空港に着いたらしい・・。

ぎりぎりまで店を駆けずり回って、後ろ髪引かれながらアパートへ帰ったのであった。


アパートの前で先生を迎える。

どうやら、今回は何事もなく無事着いたようだ。

旅の労をねぎらい、しばらく談笑。

一通り部屋を案内して、とりあえず先生の買出しがてらアパート周辺を案内する。


帰ってきてやっと落ち着いて、今夜の打ち合わせ。

今日から先生と一緒にライブを巡るからだ。

大体今日のスケジュールと場所を確認して一旦ここで解散。

ライブ会場で会うことを約束し、先生は野暮用に。

自分はどうしてもmacy'sが心残りなので買い増しに出かける。


macy'sで最後の買い物を済ませ、あっと言う間にライブの時間。

そのまま会場に向かう。

今日のライブはこれだ↓


MINGUS ORCHESTRA


場所は「JAZZ STANDARD」

去年も見たのだが、今年も見たくてきた。

あと、去年も食ったリブサンプラーがどうしても食いたかったのだ。

こんな感じ↓



相変わらずバカうまい。


で、ショウが始まる。

先生来ない(笑)

まあ、来れればって来るっていう程度の約束だったので特に気にせずショウに集中。

しかし、何か去年と比べるとなんかちょっと寂しい感じだ。

それも、そのはず。

今日はミンガス・ビックバンドじゃなく、

規模がちょうど半分くらいのミンガス・オーケストラだったからだ。

去年いた、Orrin EvansやAbraham Burtonもいない。


早く言ってくれよ・・(笑)


でも、それなりに楽しんだ。

次!



ちなみに今日は月曜なんだが、実は月曜と言うのは意外と鬼門。

どこのジャズクラブも大抵日曜まで大きな公演をやっているのだが、

月曜はちょうど入れ替えのタイミング的な感じになるのだ。


だから今日はいきなりsmallsへ。

先生ともそこで落ち合う約束をする。


着いて中に入るがいまだ先生現れず(笑)

一人で聞いているとようやく合流。

どうやら道に迷ってたようだ。

で、今日のライブはこれ。


The Ari Hoenig Group

Ari Hoenig - Drums
Gilad Hekselman - Guitar
Orlando Le Fleming - Bass
Shai Maestro - Piano


正直書こう。

ちょっと苦手な感じだった。

演奏はうまいし作曲もすごい。

しかし、やっぱどうしても自分の中でスウィングしなかった。


う~ん。今日はなんかダメだ・・。


で、そのまま次のジャムセッションへ。

セッションホストはこの人


Spencer Murphy - Bass


ところが、ここから物凄い展開に。

彼はこのsmallsで働いている?ミュージシャンであり、

去年も何回か見た。

いつも居るし、特に期待はしてなかったのだが、演奏し始めてクリビツ仰天。

今日行った色んなライブが彼の最初の2分ですべて吹っ飛んだ。

物凄い演奏だ。

勿論、ほかのプレイヤー達も凄い。

ピアノ、ドラム、すべてがビシッとした説得力で訴えかけてくる。

一応、YOUTUBE上にあった適当な動画を張っておくが正直それが伝わるかは微妙。


いずれにせよ、大興奮で演奏を聴く。

さらに途中で彼の友達らしく、シカゴからたまたま来ていたらしい

若い歌い手が参加して、バラードを歌う。

先生、悶絶。

実はこの歌手、昨日も歌っているところを聞いた。

そのときは周りの貫禄十分の大先輩達が多かったせいで

若いなあという(ブルースの説得力だったり)印象が強かったが

今日は思いっきり歌い上げていた。

完全に化け物級。

しかも、スペンサー・マーフィーの演奏とリードがまた素晴らしい。

思いっきり酔いしれてしまった・・。

しかし、それで終わらない。

スペンサーのソロの途中で横からソロソロって

サックスを持った兄ちゃんが入ってきた。

彼らとは十分気心知れた仲間らしく、みんなニヤッと笑って迎える。

そしてその彼がソロを取り出すと、場の雰囲気は更に物凄いことに。

技術、ソロのとり方、楽器のコントロール、そして何よりその音楽性。

圧倒的過ぎて説明しようがない。

何者なんだこいつは!状態。

ちなみにこんな人。


たぶん、「この演奏にはおれが居なくちゃだめでしょ」的ノリで入ってきたに違いない。

実際、完全に役者が揃った演奏だった。


まさに恐るべしニューヨーク。

恐るべし若手ミュージシャン。

恐るべしスモールズ。


ちなみにこの人、あとで正体分かります。

続きは明日。


追加情報:今、検索してたらスモールズではストリーミングで

ライブの模様を放送しているらしい。

有料らしいが安いので興味がある人は見てみては・・。

(スモールズの回し物ではありません、あしからず)

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