2011年5月24日火曜日

New York Diary: Day 7

今日も、朝早く起きる。と言っても9時頃。

平日は、やはり朝から外の通りがうるさい。
割と寝てられない感じなのだ。

でもそれ以外に理由がある。
この朝の時間帯、外に出るのが気持ち良くなってきた。
正直、体は睡眠を要求しているが、なかなか近所を散歩する機会も
ないので、今日は朝から散歩を決め込む。
(自分のデジカメで撮影)

昨日の雨で空気も街並みも洗われて、
おまけに春の日差しがさんさんと降り注いでいるが、
気候は穏やか。

これ以上ないくらい、気持ちよくてピースフルだった。

散歩道はアパートがあるLexington Avenueをひたすら北上する。
目指すはこれ↓


そう、クライスラービル。


たぶん自分の中で世界で一番好きなビルだ。
とにかく、そのアールデコ様式の装飾がしびれる。


エントランスもやばい。


思う存分、堪能してしまった。

で、帰り道いい感じのプエルトリカンのカップル2組を発見&激写。
プエルトリカン的かっこよさがよく出てる。


他にも、ヒップな車。Jeep Wrangler


街並み

ちゃんとデジカメで撮って良かった。
本当、いい思い出になった。
約2時間ほどぶらついた。

で、帰ってきて、今日は、先日の約束通り、
昼から百々徹(どどとおる)氏と遊び&食事に。

まずはチャイナタウンへ。


何気に今回チャイナタウンに行っていなかったからこの雰囲気新鮮。
町の中にプ~ンと中華料理独特の八角の匂いがたちこめる。

そして、百々氏お薦めの飲茶レストランへ
何だ、ここは!本当にニューヨークか?

周り全員、中国人。
去年、先生と上海にも行ったのだが、あの時の状況がフラッシュバックした。

しかし、飲茶うまい。バクバク食う。スペアリブを食った時がフラッシュバックした。

で、食いながら色んな話をする。
今のニューヨークジャズシーン、ニューヨークで見たライブの話、
最近の百々氏の活動、先生の活動、etc・・。

いやー、普段なかなか交流できない人とこういった旅先でコミュニケーションすると
非常に素晴らしい体験となる。
今まで、旅先で何度も経験がある。

多分、このメンツでこの場所で一緒の時間を過ごしている、この瞬間の貴重さを
全員が認識しているから、自分の全てを無意識に解放できるのだろう。

加藤先生(左)と百々氏(右)

一通り盛り上がり、今度はそのまま近くのリトルイタリーに行く。


ここも以前一度来たことがあるが、またこのメンバーだと新鮮。
カフェーでエスプレッソとティラミスする。
また、ここでもバカ話で盛り上がる。

いや、ほんと楽しかった。この場を設けて頂いた百々氏に感謝。
そして、先生にも感謝。

で、更にアパートまで送ってもらい、日本でライブ見に行くことを約束して解散。
楽しいひと時でした。


で、今度は夜のライブへ。

今日のライブはこれ↓

「Azar Lawrence Quintet」


Azar Lawrence – tenor saxophone
Jeremy Pelt – trumpet
Benito Gonzalez – piano
Essiet Okon Essiet – bass
Billy Hart – drums

場所は「Jazz Standard」

感想。かっこよかった。ハーコーなビバップで、スタンダードもやっていた。
トランペットのジェレミーは、先生が約10年前にニューヨークに来た時
飛ぶ鳥を落とす勢いだった新人らしい。

ドラムのビリー・ハートは貫禄のある超ベテランでプレーにゆらぎがあるものの
バシバシでかい音で叩いて存在感を示していた。

リーダーのアザール・ローレンスはサックスのプレーは勿論のこと、
的確にバンドをまとめていた。

しかし、正直あまり印象には残らなかった。
先生いわく、コルトレーンの影響が大きい印象を受けるが
コルトレーンとは比べ物にならないとの事。

なるほど、自分の音をバシッと見せ付けるのがいかに難しいかが分る・・。
しかし、そのハーコーでストリクトなスタイルと、かっこよさは十分伝わる。
また、機会があったら見てみたいバンドである。
それは間違いない。

しかし先生が言っていたが、
10年前、その当時にガッと出てきたアーティストを今みると、
この10年をどう過ごしてきて、どう他の人と違いが出たのかよく分るとの事。

もちろん、今一番のエースであり若頭であるロイハーグローブなんかは
10年前から今まで紛れも無くトップを走り続けている訳だが、
やはり、その走り続けると言うとが非常に重要な事がよくわかる。

歩みは止めてはいけない。
人生、死ぬまで修行である事を強く認識する話だった。


で、この日はさらに「Smoke」でノーカバーのライブが夜遅くにあって、
タイトルも「Jazz meets Hip-Hop」だったからちょっと期待して見に行く。

が・・・・。

完全に読み違えた。
一所懸命やっていたのだが、ノーカバーの理由がちょっと分った。
楽器での生演奏+ラップと言うスタイルの音楽と言うことだけで、
Hip-Hopの要素もJazzの要素もあまり感じる事ができなかった。

まあ、こういう日もあるさ・・。

途中で退散して、家に帰る。
でも今日も、盛りだくさんだった。
おしまい。

0 件のコメント:

コメントを投稿